化石サンゴカルシウム

カルシウムの濃度が複雑な方法で正確に調整されていること

体のカルシウムの濃度差


体の中のカルシウム濃度は体の場所毎に著しく濃度が異なります。


比率で表すと、 骨:血液:細胞内小器官:細胞液=100,000,000:10,000:10,000:1 の割合です。


他のミネラルではどうでしょう?
ナトリウムでは、細胞内部:細胞外部=1:10
カリウムでは、細胞内部:細胞外部=40:1
マグネシウムでは、細胞内部:細胞外部=1:20
塩素では、細胞内部:細胞外部=1:30
です。


カルシウムの場合、細胞内外で1万倍の濃度差があり、骨と細胞内では1億倍の濃度差があります。
他のミネラルに比べて圧倒的に濃度差が大きいことがわかると思います。


体のカルシウムの制御機構


この大きな濃度差を正確に維持するためには、一つの方法だけではできませんので、複数の濃度コントロールの方法を組み合わせた緻密な濃度コントロールが必要なのです。


その主なコントロール方法は次のように10通りもあるのです。
1.活性型ビタミンDによる腸からの吸収を促進する。
2.副甲状腺ホルモンによる、骨からのカルシウムを溶出させ、腎臓からのカルシウムの排出を抑え、腎臓で活性型ビタミンDの産生を促進する。
3.カルシトニンというホルモンが甲状腺から出て、骨にカルシウムを吸収させる。
4.細胞膜の「カルシウムチャンネル」が、細胞に入るカルシウムを調整しながら通す。
5.細胞内のミトコンドリアがカルシウムを吸収したり放出する。
6.細胞内のカルシオソームが細胞内の余剰カルシウムを吸収したり放出する。
7.細胞内の小胞体がカルシウムを吸収したり放出する。
8.細胞内のカルシウムポンプが、余剰なカルシウムを細胞外にかい出す。
9.細胞外のナトリウム原子とカルシウムを交換する方法がある。
10.ナトリウム・カリウム交換ポンプでナトリウムの量を調整すると(9)の要領でナトリウムとカルシウムが交換される。


何故、カルシウムにはこんなに複雑な調整方法が必要なのでしょうか?


カルシウムは最重要なセカンドメッセンジャー


カルシウムだけが特別扱いされるのは、カルシウムが細胞内に細胞外の情報を伝えるセカンドメッセンジャーとして、最も重要だからです。


セカンドメッセンジャーとは、簡単に言えば伝令です。
セカンドメッセンジャーがシッカリと正しい情報を素早く伝えてくれないと、細胞内は情報を認識できなかったり、間違った判断を起こしてしまうのです。


人間の体は60兆個という膨大な数の細胞でできており、それぞれに相互関係があったり、体外からの影響を受けたり、劣化したり、消滅したり、再生したりしていて、その都度、関係する細胞は起こった事象に対処しようと活動します。
その活動のきっかけにカルシウムは大きく関与しています。


つまり60兆個の細胞が正しく活動するためには、カルシウムが必要であり、カルシウムの濃度が正確にコントロールされている必要があるのです。


カレンダー
  • 今日
  • 定休日

インターネットからのご注文は年中無休、24時間受付です。

ページトップへ